シミ対策は予防が大切!30代から注意したい5つのこと
シミ対策はできたシミを消すよりも予防に重点を置いて効率的なケアをすることが大切です。シミはあらゆる要因がありますが加齢によるものはどうしても避けられません。ほかにも日焼けや生活習慣などシミの原因はあちこちにあるものです。しかし心配はご無用、これからご紹介する5つのことを心がければ1か月でシミ対策の手ごたえを実感できるでしょう。
シミを薄くするということは予防にもメリットがあるサイン。シミを消す美白化粧品を使うことも方法のひとつですが、できれば刺激を与えずに肌本来の回復力を生かしたいものです。シミ対策をどうやって始めたらいいのか困っている方、これからはシミを意識したスキンケアでアプローチして、肌環境を変えてみましょう。
シミ対策の基本はニキビやふきでものを触らないこと
年齢肌になっても大人ニキビがたまにできるという人は少なくないと思いますが、ニキビやふきでものを見つけるとどうしても指で触りたくなる衝動と戦うのは大変。シミができる年齢は早い人だと20代から、30代になるとさらにシミが目立ち正しくケアをしないと40代になって一気にシミが顔全体に広がってしまいます。シミ予防はできるだけ早いほうが効果がでやすいので、大人ニキビが繰り返しできる30代から注意したいニキビ対策をはじめましょう。
ニキビとシミの関係を理解しよう
大人ニキビを無理やり触ってしまうと外部の刺激を受けてメラニン色素が活発になってしまいます。またむりやり潰した場合は角質層の深層部までダメージがあるので皮膚の表面がクレーターのように凸凹になってしまいます。これらの間違ったニキビ対策は将来のシミ原因になりますので、絶対に指で触らないことが大切です。
大人ニキビができた時の対処
シミ対策として行うことは、ニキビやふきでものができた時の正しいケアです。一番安全なのは市販のニキビ塗布薬を使い炎症を抑えること。必ず清潔な指で塗るか、綿棒の先端を使い雑菌が入らないように注意してください。
ホルモンバランスを整えること
大人ニキビを予防するためにホルモンバランスを整えることも忘れてはいけません。30代は出産や育児のストレスなどもありホルモンが乱れやすいことも。睡眠時間を十分に取り肌の働きを整えましょう。
フェイスブラシを使い古い角質を取り除くこと
洗顔時に活躍するフェイスブラシは毛先が毛穴のなかに入るので汚れもすっきりとれます。さらにフェイスブラシの役目は肌を清潔にするだけでなくシミ対策に欠かせない古い角質の除去にもなるので上手に活用しましょう。
シミ対策によい理由
フェイスブラシは手で洗顔するよりももっと皮膚の奥から綺麗にする効果があります。汚れだけでなく毛穴に詰まる古い角質層も取れるため肌のくすみ改善や角栓予防にもなるのです。シミは古い角質がはがれずに皮膚に蓄積されることも原因になりますので、フェイスブラシの小刻みな動きは手の洗顔では得られないメリットがあります。
一日おきに使うこと
フェイスブラシは敏感肌の人だとかなり摩擦力がかかり肌を痛める可能性があります。毎日では回数が多いため一日おき、もしくは肌の様子を見ながら状態の良い日に使ってください。
電動ブラシを使う
フェイスブラシで肌を痛めてしまうのは、無理な力を入れてこすってしまうため。また商品によってはブラシの毛が硬すぎて皮膚にダメージを与えることもありますので、購入するときはできればサンプル商品を実際に触って柔らかいものを選んでください。そして摩擦力が均等になる電動のフェイスブラシのほうが動きも安定しますし、力も調整しやすくなります。
メーカーごとの使用方法を確認する
フェイスブラシの使い方や機能はメーカーごとに違いますので、シミ対策をするならアンチエイジング効果があるマッサージ機能付きなどもよいでしょう。
寝る前のスキンケアでシミ対策を忘れないこと
紫外線やメイクなど日中は肌にあらゆる負担がかかっていますので、夜のお手入れは体と同様にダメージから回復するために欠かせません。とくに睡眠中は成長ホルモンが活発になり肌細胞の生成が活性化されますので、肌のサイクルが整いやすい30代は夜にターゲットを置いたスキンケアをすることも大切です。年齢肌が気になる30代以降は昼と夜のお手入れを少しだけ変えてみましょう。
シミ対策は美肌成分を使う
美肌成分にはトラネキサム酸、ハイドロキノン、ナイアシンなど有効成分が色々あります。これらの成分が配合された美白化粧品はすでにできているシミを薄くするだけでなく、予防効果もありますので寝る前にはぜひオススメです。
美白化粧品は配合成分により日中は紫外線を吸収して逆にメラニン色素が活発になるタイプもありますので、それぞれの化粧品の使い方や特徴を正しく理解しておきましょう。
肌を癒すこと
寝る前はクレンジングと洗顔、保湿だけでなく肌のリラックスもシミ対策に重要です。たとえばパックやマッサージなど肌の血液を循環にしたり、栄養補給する、また快適なアロマヒーリングなども自律神経を安定させてくれますので、美肌にもメリットがあります。体が疲れたなと感じた日は肌も同様に癒しや疲労回復が必要なので、ちょっとだけ時間をかけて夜のお手入れをしてください。
レチノールを上手に取り入れシミ対策をしよう
レチノールはビタミンAの一種でシワやシミに効果があるといわれています。この成分を配合したシミ化粧品もありますので、夜のスキンケアに取り入れることをオススメします。ビタミンAは大きく分けると3種類、レチノール、レチナール、レチノイン酸があります。レチノールはターンオーバーを促進する働きがあり、古くなった角質細胞をはがす作用が特徴。表皮のシミはもちろん、ニキビ跡、ニキビケアにも効果がありますので、大人ニキビができやすい方にもオススメの成分です。
種類によって刺激が異なりますので、スキンケアで使用する場合は必ずパッチテストを行ってから使いましょう。それぞれの特徴について詳しくご紹介したいと思います。
レチノール
比較的刺激は少ないタイプで、空気や光、熱に酸化しやすいので不安定な一面もあります。ターンオーバーを促進し年齢肌にもメリットがありますが、光などで成分が分解されると効果が少なくなりますので、夜のお手入れにはぴったりの成分といえるでしょう。
レチナール
レチノールが酸化したもの、刺激はレチノールよりも強いので、使い方には十分注意しましょう。
レチノイン酸
ターンオーバーを促進する作用が特徴、レチノールよりも効果がありますが、刺激があるので乾燥や肌の赤み、皮膚がむけてしまい薄くなることも。効果はレチノールの100倍以上あるともいわれています。レチノイン酸は医療機関で処方され化粧品で使用されない成分です。
外出するときの紫外線対策を忘れないこと
30代は屋外でアウトドアやスポーツ、子供の散歩など紫外線を浴びる機会もまだ多いでしょう。ちょっとだけだからと油断していると肌に負担がかかり、年齢とともに回復するまでに時間がかかってしまいます。有害な紫外線はシミを濃くするだけでなく、これから表面にでてくるシミ予備軍にもなってしまいます。紫外線を浴びると肌を守るためのメラニン色素が多く作りだされ、とくに角質層の奥にダメージが残ってしまうのです。
日焼けは肌の火傷と同じ、シミが一番できやすい原因なので次のポイントを意識して紫外線対策を欠かさず行ってください。
紫外線吸収剤に注意しよう
日焼け止めは肌をブロックするために紫外線を吸収する「紫外線吸収剤」とダメージを残さないように働く「紫外線散乱剤」というものがあります。どちらもシミ対策にメリットがありますが、日焼け止めで肌荒れする人も少なくありません。紫外線吸収剤は化学的な反応を使った日焼け止めで肌に負担がかかることもあるので、敏感肌や乾燥肌の人は紫外線散乱剤を配合したタイプが良いでしょう。ノンケミカルなどと表示されているタイプがオススメです。
SPFは20ぐらいが効果的
日焼け止めを購入するときに困ってしまうのがSPFの数。紫外線防御指数とも呼ばれているこの数は、紫外線を浴びて皮膚に赤い斑点ができるまでの時間を何倍に伸ばすかという意味があります。そのため10よりも20、またはそれ以上の数のほうがダメージがかかるまで時間がかかることになります。
日常的なシミ対策としてはSPF20が効果が期待できるといわれています。
まとめ
- ニキビやふきでものを触るとメラニン色素が活発になりシミの原因になる。
- 毛穴の奥から汚れを落とし、古い角質を取り除くフェイスブラシはシミ対策にメリット。
- 30代からのシミ対策は夜のお手入れが重要。美白化粧品を使うのもよい。
- ターンオーバー促進作用が期待できるレチノールは夜のお手入れにおすすめの成分。
- 日焼け止めは紫外線吸収剤によるダメージに注意。紫外線錯乱剤を配合したタイプを選ぼう。
シミ対策は消すよりも予防が重要ですが、うっかり紫外線を浴びたりメイクで肌に刺激を与えたりすることもあります。たまには肌をリラックスさせて過酷な環境から解放されることも大切ですね。