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ハイドロキノンで美白ケア!特徴を理解して効果を早める方法

ハイドロキノンは長い間、顔やボディのシミ対策などの美白ケアとして使われている美白成分。ほかにもあらゆる美白成分がありますが、ハイドロキノンは安全で効果がでやすい魅力があります。

しかし長く使っているけどシミが薄くならない、肌のトーンがまだらになったままなんてこともあるでしょう。美白ケアのコツは成分選びも大切ですが、化粧品の使い方や生活習慣などあらゆる角度から考えることも美肌作りの秘策になります。

くすみやシミなどの目立つ年齢サインは、効果が実感できないとスキンケアのモチベーションまで下がってしまうでしょう。そこで今回はハイドロキノンの美白効果をもっとスピーディーにするコツについてご紹介したいと思います。

ハイドロキノンの特徴を理解しよう

ハイドロキノンは肌の色素沈着を改善する美白成分、メラニン色素を作り出すチロシナーゼと呼ばれる酵素の働きを低下させる作用があります。日本だけでなく海外でも美白といえばハイドロキノンが主流になっているほど世界的にお馴染みである美白成分。別名「肌の漂白剤」と呼ばれるように、とても強い効果があります。

ハイドロキノンは植物から抽出する成分で、コーヒーやイチゴ類、紅茶などの食べ物など天然にも存在し、直接メラニンに働きかけてシミを薄くしたり、これからできるシミの予備軍の予防としても使われています。

ビタミンCやアルブチンなども美白成分として知られていますが、ハイドロキノンはこれらの成分よりも100倍以上も効果があるといわれ、美白成分のなかではハイドロキノン以上に優れたものはないといわれることも。ではシミや肌のくすみはどのようにしてできるか、肌の仕組みを3段階にわけてみていきましょう。

シミやくすみができるメカニズム

  1. 紫外線などの刺激を受けると情報伝達物質がメラノサイトにメラニンを作るように指令をだします。
  2. メラノサイトではアミノ酸の一種であるチロシンが、チロシナーゼという酵素の働きにより化学反応を起こしてメラニンを作りはじめます。
  3. 作られたメラニンはターンオーバーで肌の表面に押し上げられて角質として剥がれ落ちるのですが、過剰なメラニンがある場合や肌の働きが衰えている場合にはメラニンが剥がれずにソバカス、シミ、くすみとなり残ってしまうのです。

一晩でシミが消えることはない?

強力な美白効果を持つハイドロキノン、利用者はかなり期待をして、次の日にはシミが完全に消えるのでは?肌のトーンが急激に変化するのではないか思う人もいるでしょう。どれほどハイドロキノンの大ファンであっても、数日間で効果が実感できるものではありません

たとえばハイドロキノン入りの美白化粧品を使いはじめたとしましょう。数か月後に肌がなんとなく明るくなってきたと感じる程度の効果しかないかもしれません。しかしこのような場合、ハイドロキノンの働きが弱いのではなく、すでにできた色素沈着をまだ薄くするところまで到達していないだけで、新しいシミ予防としてはしっかり機能しているのです。

肌のターンオーバーは28日周期、年齢とともにさらにサイクルが乱れ長いと40日以上かかる場合も。ハイドロキノンの効果を実感するまでの時間はターンオーバーとも関係していますので、古い角質が綺麗にはがれる肌環境がある人のほうが、美白効果は実感しやすくなります。これからハイドロキノンで美白を考えている方、いくら人気の成分とはいえ即効性を期待してしまうとがっかりすることもあるかもしれないのでご注意ください。

ハイドロキノンは肌の深層部からまず働きかけますので、数週間で使用を中止してしまったらせっかくの効果も期待できなくなります。

美白効果をスピードアップさせるポイント

シミは早い人では30代の前半から目立ちはじめ、50代になるとほとんどの方が多少なりとも目立つシミがあるでしょう。メイクでカバーできないほど濃いシミや肌のくすみはできれば瞬時に消したものです。ハイドロキノンは一番効果が実感できる美白成分ですが、それでも残念なことに漂白剤で洋服のシミを消すような瞬時の効果は期待できません。

でもコツを掴めば美白効果をスピードアップすることは可能です。もっともポピュラーな方法はレチノールとハイドロキノンを併用して使うこと。ビタミンAの種類であるレチノール、誘導体のトレチノインはビタミンAの50~100倍もの生理活性がある点が特徴。トレチノインは体内の血液中に微量に流れるもので、アレルギー反応を起こすことはほとんどありません。

トレチノインの働きは角層のメラニンをはがすこと、表皮細胞の分裂を活性化するので結果的に皮膚の再生がスピードアップ。また真皮層ではコラーゲン生成をサポートするので肌のハリ回復や目尻のシワなどの改善にも効果をもたらします。ハイドロキノンはシミの予防効果がありトレチノインはシミ成分を皮膚の外に排出する働きがあるので、この二つを併用すれば美白効果もスピードアップが可能になるというわけです。

 

美白化粧品を購入する際にはハイドロキノンだけでなく、レチノールが配合されたものがオススメ。クリームタイプなら肌にしっかり密着するのでもっと成分の働きを実感しやすくなるでしょう。

ハイドロキノンを使用中は紫外線対策を忘れないこと

UV対策は肌年齢に関係なくスキンケアの基本、とくにハイドロキノンで美白ケアをしている間はさらに慎重に紫外線対策をしないといけません。その理由はハイドロキノンを使うと肌のメラニン生成の働きが抑制されているため、紫外線にとても弱くなっている状態。そのため無防備なまま外出して紫外線を浴びると逆に新しいシミが作り出されてしまうこともあるのです。

さらにハイドロキノンは紫外線で変質しやすい特性がありますので、屋外はもちろん、室内にいる時もできるだけ日焼け止めを使うことが大切です。利用者のなかにはハイドロキノン入りのクリームを使っていたら肌がくすみ始めたという場合も。紫外線対策をセットにしないと美白効果が弱くなるだけでなく、さらに皮膚のダークスポットも悪化してしまいます。では上手に紫外線対策をするためには次のポイントを心がけてみましょう。

季節ごとに使い分ける

ハイドロキノンは紫外線の多い時期は日焼け止めの使用が必須。できるだけ紫外線のダメージを抑えるには、ハイドロキノンの使用を紫外線量が少ない秋や冬だけにするのも良いでしょう。

日中の対策を重点的にする

全く家から出ない場合も窓から降り注ぐ紫外線で日焼けする恐れがあります。午後2時をピークに紫外線量が多くなりますので、とくに日中時間を意識してしっかり日焼け止めを使いましょう。

コツを知り上手にハイドロキノンを使うこと

ハイドロキノンはただクリームを肌に塗るだけでなく、使い方のコツや注意点について正しく理解しておくとさらに効果が実感しやすくなります。次のポイントを生かして上手に美白ケアをはじめましょう。

ハイドロキノンを使った美白ケアのコツ

  • 刺激の強い成分と一緒に使用するのは避けてください。ハイドロキノンは肌が乾燥する場合もあるため、保湿成分が配合された化粧品がオススメです。
  • 紫外線を避けるなら寝る前のスキンケアでハイドロキノンを使いましょう。日中は肌の刺激があちこちにありますので睡眠中の美白ケアとして使うこともコツです。
  • 長期間続けて使用しましょう。最低でも1か月、肌のターンオーバーのサイクルに合わせて効果を確認してください。
  • アンチエイジング化粧品との相性を確認しましょう。成分によってはハイドロキノンの作用がしっかり出ない場合や肌に刺激が残る可能性もあるので、美白化粧品に肌が馴染んできたらアンチエイジング化粧品を使うことをオススメします。
  • レチノールを週に2回プラスして1~2か月ほど様子をみましょう。
  • ハイドロキノン入りのクリームはつけすぎないこと。顔ならグリーンピースサイズ、胸や首は過剰につけると刺激になる可能性があります。
  • 最初はヒリヒリすることもあります。ハイドロキノンが浸透しているサインなので心配はありませんが、使用中ずっと不快な症状が続く場合は化粧品の利用をストップしてください。

そのほかの美白成分も参考にしよう

ハイドロキノンは美白効果が強力なため、肌タイプによっては刺激が強く残る場合もあります。乾燥やヒリヒリ、肌の赤みなど、このような副作用が心配な方は別の美白成分を選ぶのも良いでしょう。扱いが難しいハイドロキノンの代わりとしてオススメなのが「アルブチン」。この成分はハイドロキノンにブドウ糖を結合したもので肌に刺激が少なく、安定性があることが特徴。ハイドロキノンほどシミを薄くする効果は期待できませんが、メラニン生成を弱める働きがあるので予防として使うには最適です。

また紫外線との兼ね合いもアルブチンなら神経質にならなくても夏場に使用が可能。年間を通して安心して使える美白成分で、敏感肌の人でも使いやすい点が魅力です。冬はハイドロキノン、夏はアルブチンと季節ごとに分けるのもよいでしょう。ほかにも美白成分は色々ありますので、穏やかにお手入れをしたいという方は以下の成分もぜひ参考にしてください。

効果の穏やかな美白成分

  • L-システイン
  • ビタミンC誘導体
  • ルミキシル
  • トラネキサム酸

まとめ

  • ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれ、シミを薄くしたり予防する効果が期待できる。
  • ハイドロキノンは肌の深層部から働きかけるため数日間で効果が実感できるわけではない。
  • 美白効果をスピードアップさせるにはレチノールの併用が効果的。誘導体のトレチノインならさらに◎
  • ハイドロキノンの使用中は肌が紫外線に弱くなっている状態。いつも以上にUV対策に力を入れよう。
  • 寝る前のスキンケアで使うなど、使い方を工夫することで効果を実感しやすくなる。
  • 肌の弱い人は「アルブチン」など効果が穏やかな美白成分を使うのも一つの方法。

 

美白は年齢を重ねるごとに意識するケアのひとつ。シミやくすみによい成分をお探しの方はハイドロキノンを上手に活用してみましょう。また普段の紫外線対策や生活習慣も肌のターンオーバーを強化する効果があるので、あらゆる角度から美白を意識した生活を送りたいですね。