40代のほうれい線を消すスキンケアのやり方を教えてください
40代過ぎるとあちこちに肌の老化症状が出てきますよね。ほうれい線もそのひとつ、頬の深いシワと同時にたるみも目立ち人に与える印象も悪くなってしまいます。ほうれい線のお手入れはとにかく保湿が重要なカギを握っていますので、自分の肌に合わせた保湿化粧品を使いコツコツとお手入れを続けてください。
スキンケアだけですぐにほうれい線が消えるわけではありませんが、肌の基礎を整えるためにはスキンケアなしでは改善できないでしょう。加齢による減少するコラーゲンなどの美肌成分を意識するといいですよ。
ほうれい線を目立たなくするスキンケアの基礎知識について
ほうれい線は老け顔の一番の原因。何として消したいと思ってもすでに深く刻まれたほうれい線を完全になくすのはとても難しい技といえるでしょう。しかし肌の老化はなにも待ってはくれません。ほうれい線を改善するためのお手入れをしないと症状はどんどん悪化して、頬のたるみまで目立つようになってしまいます。
ほうれい線を撃退するためには表情筋のエクササイズや美容クリニックでの施術などがよく話題になりますが、もっと手間がなく簡単にできることといえば毎日のスキンケアなのです。お手入れの仕方を見直してほうれい線にターゲットを置いたスキンケアを今日から早速スタートしてみませんか。
ほうれい線は原因を理解して上手にアプローチすることが大事。早速ですがほうれい線の原因とスキンケアからできることについてご説明したいと思います。
ほうれい線の種類はひとつではない!
ほうれい線は鼻と頬の境目にできる線でほうれい線があると見た目年齢が5歳以上も老けえ見えるという統計があります。30代を過ぎたころから徐々に気になるほうれい線、放置すると線がどんどん深くなりメイクで隠すことも不可能になります。こんなほうれい線ですが見た目は同じようでも種類が色々ありますので、違いを理解して正しいスキンケアのステップを判断しましょう。
乾燥
ほうれい線はある日いきなり線が表面にでてくるものではありません。最初は目立たない程度の皮膚の溝が原因になり根本的な理由として乾燥ジワがあげられます。ちりめんジワ、小じジワなどを放置して深くなるほうれい線です。
表皮性のシワ
一番外側にある表皮は細かいシワが目立つ部分、乾燥などの原因でできる小ジワが長く深く伸びた時にできるほうれい線です。
真皮性シワ
加齢により真皮のうるおいバランスが崩れ起こるシワが原因のほうれい線。表皮性のシワが悪化して真皮に到達する場合もあります。
表情のクセ
長年の表情のクセは無意識に同じところに負担がかかり眉間のシワや笑いジワなどになります。表情のクセは肌の弾力不足になるとともに溝が元に戻らない状態になります。
紫外線
肌にダメージを与える紫外線、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを破壊して肌の弾力不足になります。紫外線により肌細胞の劣化が進むとハリ不足で皮膚の溝が深くなってしまうのです。
ほうれい線ができる原因を知ろう
ほうれい線には色々な種類がありもちろん原因も異なります。肌の老化症状として諦めている人も多いと思いますが、正しく原因を把握しないと改善できるほうれい線を悪化させる原因になります。色々な要因がありますが最も多く考えられる次の原因を見ておきましょう。
加齢
年齢を重ねるごとに肌の老化が進行するのは自然なことですが、見た目年齢はとても気になるポイントです。加齢とともに女性ホルモンの分泌が減少すると、真皮層のエラスチンやコラーゲンの量が減り、さらに劣化していきます。すると真皮が薄くなってしまい脂肪などの皮下組織を支える力がなくなり頬の皮膚がたるむことでほうれい線が表れてきます。
表情筋の働きが低下
加齢とともに減っていく体の筋肉量。これは腕や足だけでなく顔の筋肉も同様で、筋肉の働きが低下すると顔全体のたるみが進んでしまいます。
表情筋は顔の筋トレで活性化できますのでスキンケアと一緒にトライしてみましょう。
紫外線
肌の弾力やハリは真皮層に存在するコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの物質のおかげ。しかし普段から日焼け止めを使わない人は紫外線のダメージを受けてこれらのハリ成分が破壊されています。紫外線は肌の炎症、乾燥、保水力の低下などを招き美肌成分を壊す分解酵素が多く作られてしまいます。また紫外線は活性酸素を多く作る原因になり肌細胞が劣化する要因なのです。
スキンケアの基礎をしっかり続けてほうれい線の悪化を防ぐ
ほうれい線の悪化を防ぎ目立たなくするためには毎日のお手入れが何よりも大切です。ほうれい線ができやすい肌に共通するのは「乾燥」、スキンケアの基礎を見直して正しく保湿することがほうれい線対策には欠かせないポイントになります。次の点を意識してさっそくお手入れをスタートしましょう。
間違ったケアに注意しよう
乾燥原因は生まれつきの肌質が原因だけでなく、とても多いのが間違ったスキンケアです。気を付けているつもりでも多くの人がやってしまうのが皮脂の落としすぎ。ごしごしこすらず泡洗顔をしても刺激の強い洗顔料を使っていては肌の負担はまったく減っていません。皮脂は私たちの肌の表面を守るもの、天然の保湿成分なのでこれだけで潤いをまかなうのが一番の理想です。
洗顔時の乾燥はまず見直すべき点になるので刺激の少ない保湿効果が高い洗顔料を使いましょう。
水分をしっかり補う
洗顔後は水分がどんどん皮膚から蒸発していますので、なるべく早く保湿をしてください。ここでの注意点は化粧水は肌につけるだけでなくしみ込ませること。真皮層のコラーゲンなどのハリ成分は皮膚を濡らすような保湿では行き届かないのです。
化粧水をつける時は両手でしっかり顔を抑えるようにつけること、乾燥しやすい目元や口元は重ね付けを意識してください。
油分でシールド
ほうれい線対策の保湿ケアは油成分でしっかり水分を閉じ込めるステップが重要になります。乳液やクリームなどの油性成分を含んだ化粧品を使いしっかりと肌を整えてください。
ほうれい線対策に使うべき美容成分
ほうれい線によい化粧品を探す時、宣伝効果だけでなくどんな成分が配合されているか必ずチェックしてください。色々な美容成分がありますのでほうれい線対策には保湿、ハリやリフト効果を意識したものを積極的に選びましょう。以下の成分はほうれい線にとても良いメリットを与えてくれるのでオススメです。
エラスチン
皮膚に弾力を与えるタンパク質成分。コラーゲンと一緒に真皮層に存在してハリを出す役目を持っています。
コラーゲン
皮膚の健康を維持する大切な美肌成分。皮膚の厚さやハリを出し潤いを維持するために欠かせない存在です。
セラミド
皮膚の水分維持や弾力をだす成分。脂質の一種で皮膚内に存在するセラミドは透過性バリアなどの働きをサポートしています。
ヒアルロン酸
6倍以上の水分をため込む働きを持つヒアルロン酸。加齢とともに減少し乾燥を防ぐために重要な働きをしています。コラーゲンと一緒に肌のうるおいやハリをアップするメリットがあります。
プラセンタ
動物の胎盤から抽出される成分、健康食品や医薬品で使用されることも多くプラセンタにはアミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富に含まれていることが特徴です。肌のダメージを修復するので疲れやすい年齢肌のアンチエイジングにぴったりです。
レチノール
シワの予防や改善に使用されることが多い成分。ビタミンAの一種であるレチノールはヒアルロン酸の生成を促進する働きがありますので、水分量をアップして肌の柔軟性を高めてくれます。
クリームを塗りながらマッサージしてほうれい線を改善
ほうれい線を改善するには毎日ちょっとした工夫を続けることが一番早く効果を得るコツになります。スキンケアは肌に化粧品をつけるだけでなく、皮膚の血液を循環にして栄養補給しやすくすることや筋肉を刺激して活発にすることも頭に入れてお手入れするとよいでしょう。ほうれい線が気になる年齢肌はいつものステップをちょっとだけ変えてみることも効果を引き出すポイントになります。
そこでオススメしたいのがクリームの付け方。肌に広げて吸収させるだけでなく、ちょっと手を加えてマッサージしながらクリームをつけるとほうれい線対策にハリアップ効果をもたらしてくれます。次の手順を意識してクリームの付け方を変えてみましょう。
- 化粧水、乳液で肌を整えた後にクリームを少し多めに肌に広げておきます。全体的にクリームをなじませてください。
- アゴを内側から外側に向かってマッサージ。口角の周辺は指で軽く押すように刺激を与えてください。
- アゴからほうれい線に逆行するように下から上に向かい、リンパ腺が流れるフェイスラインに合わせて耳の付け根に向かいマッサージします。
- 最後にほうれい線を伸ばすように肌を頬を外側に引きながら仕上げをしてください。クリームを塗るステップでマッサージが一緒にできるため、手間を省きスキンケアの時間短縮になります。
ほうれい線対策として食生活からアプローチできること
ほうれい線を目立たなくするには肌へのケアと体の内側から栄養補給することも忘れてはいけません。とくに加齢によるほうれい線は肌細胞を元気にするために欠かせない栄養素が色々ありますので、普段の食生活からもアプローチしていきましょう。
まず大切なのは健康を意識した食習慣を続けることで、無理なダイエットや偏った栄養摂取は肌にも決してよくありません。1日3食を基本にできるだけ肌に良い栄養素を意識した食べ物を積極的に選んでくださいね。次のポイントを守りほうれい線対策によい食生活を心がけましょう。
バリア機能を活性化する食べ物
肌の表面にはバリア機能と呼ばれる薄い膜がありほうれい線を悪化させる紫外線から肌を守ること、またうるおい成分を内側にため込む働きなどをしています。年齢とともに衰えるバリア機能を活発にするためには大豆製品、レバーなどビタミンB類を意識して摂取しましょう。
ハリを回復する食べ物
コラーゲンは化粧品だけでなく食べ物からも摂取が可能です。豚肉、鶏肉、大豆などは角質層内のコラーゲン生成を促進しますので、食べ物からコラーゲン摂取が難しい場合はサプリを活用することも必要です。
ターンオーバーを活性化する食べ物
新しい角質層を作るためにはターンオーバーを安定させて肌の生まれ変わりをサポートしましょう。抗酸化作用が高いナッツ類やオリーブオイル、レバー、うなぎ、緑黄色野菜などバランスよくビタミン類を摂取してください。
まとめ
- ほうれい線を撃退するには毎日のスキンケアが重要。
- ほうれい線には乾燥ジワ、表皮性・真皮性、表情のクセや紫外線によるものなどいくつかの種類がある。
- ほうれい線は加齢だけでなく、表情筋の働きの低下や紫外線によるダメージなども原因となる。
- ほうれい線対策は保湿がカギ。皮脂の落とし過ぎには特に注意が必要。
- 保湿に加え、ハリやリフト効果を意識した美容成分が配合された化粧品を選ぶことが重要。
- クリームはマッサージしながらつけるとハリアップ効果が期待できる。
- ほうれい線の改善には食生活の見直しも大切。1日3食を基本にバランスのよい食生活を心がけよう。
ほうれい線を見るたびに気持ちが落ち込んでしまいますが、諦める前にまずはスキンケアのやり方を見直しピンポイントのケアをすることが大切ですね。肌機能を活性化するためには美容成分のパフォーマンス力を引き出すために栄養摂取や生活習慣にも注意してください。