スキンケアで脂性肌の原因からアプローチする大切な情報!
スキンケアは脂性肌の方は化粧品選びからお手入れ方法まで、色々と困る場面があるでしょう。洗顔後の肌はすっきりしていても、数時間後にはべたつく皮脂。これではメイクも崩れやすくおでこなどのテカリがとても気になります。でも脂性肌は見た目の問題だけではなく、毛穴の詰まりになるため大人ニキビや毛穴の広がりなどにも影響を与えてしまいます。こんな肌をなんとかしたいという方はとても多いでしょうね。
そこでスキンケアで脂性肌にどうやってアプローチするとよいか、原因を解明して正しく改善する方法についてご紹介したいと思います。肌質を整えるのは時間がかかりますが、スキンケアは一番効果が実感しやすくアンチエイジングとしてもオススメですよ。
スキンケアで脂性肌を改善するには
- 脂性肌の特徴
- 脂性肌の原因と改善
- 脂性肌のスキンケアのポイント
- 化粧品選びのコツ
以上4つの点を詳しく見ていきましょう。
脂性肌ってこんな特徴がある!
もしかして脂性肌かも?そんな不安がある方に知ってほしいのが脂性肌の特徴です。肌は本来の働きで乾燥を防ぐために皮脂を分泌して潤いを与える機能がありますので、皮脂量は肌タイプにより違いますが誰でも皮脂は皮膚から分泌されています。スキンケアで脂性肌のお手入れをするためには、まず自分の肌の皮脂量を正しく知らないといけませんよね。
脂性肌とは顔全体の皮脂量が多くべたつきやテカリが気になる肌の状態。皮脂腺の働きが活発で皮脂量が過剰になると毛穴が詰まりアクネ菌などが繁殖して肌トラブルになってしまいます。まずは肌の状態を理解して自分に一番合うスキンケアをすることです。脂性肌の主な特徴は以下の症状がありますので心当たりがある方はスキンケアを見直しましょう。
脂性肌の主な特徴
- メイクが崩れやすい
- 皮脂で肌がテカリやすい
- ニキビができやすい
- 乾燥肌
- 毛穴が目立つ
- 肌のきめが粗い
脂性肌の原因と改善について
脂性肌は生まれつきという方もいるでしょうが、実は大人になってから肌質が変化することはよくあります。脂性肌になる主な5つの原因を詳しく見ていきましょう。
ストレス
ストレスが肌に与える影響はとても大きいことは皆さんご存知でしょう。不安や心配ごとを抱えている時は、ニキビやふきでものができやすくなりますよね。ストレスが増えると自律神経の交感神経が優位になり皮脂腺の働きが活発になってしまうのです。
すると肌がべたつきやすくなり、脂性肌の状態に。また交感神経が優位になると男性ホルモンが多く分泌されるため、脂性肌になりがちです。男性の肌は女性よりも皮脂が多くテカリやすいので、ホルモンバランスを整えるためにもストレス発散は必要といえるでしょう。
ストレスを改善するには、普段のちょっとしたことがコツになります。趣味の時間を増やす、体を動かすなどこまめにストレス対策を続けましょう。
食生活
食生活が乱れてしまうと皮脂の分泌が不安定になり脂性肌になる原因です。肌の働きを整えるためにはまず栄養バランスの整った食生活がなによりも基本で、外食やコンビニ食などばかりでは栄養不足になってしまいます。皮脂量に直接関係があるのが脂質や糖質。
揚げ物やスイーツ系の食べ物を減らし、肌に良い野菜中心の食生活が理想です。健康のためには油脂の摂取は必要ですが、質の高い油を使い加工食品やジャンクフードなどはなるべく減らしましょう。脂性肌を改善するためには次の栄養が大変メリットになりますよ。
脂性肌改善に効果的な栄養素
- 緑黄色野菜やレバーに多いビタミンA
- 納豆や牛乳、卵に多いビタミンB2
- バナナやマグロに多いビタミンB6
- 果物や野菜のビタミンC
- アボカドやナッツ類のビタミンE
また食べるものだけでなく食生活も規則正しく整えることが皮脂の分泌量を安定させるためにも必要。1日3食、深夜の食事はしない、暴飲暴食をしない、食事の時間を決めるなど毎日自分の心がけが美肌作りに大事なのです。
乾燥肌と脂性肌の関係を理解しよう
乾燥肌といえば肌がカサカサして粉っぽい、ひりひりしやすいなどの特徴をイメージし、皮脂が不足しているように思いますよね。しかし最近は「脂性乾燥肌」という肌質がとても増えて、皮膚の表面だけテカリ、角質層内部が水分不足という乾燥肌があります。乾燥肌は肌本来の働きで乾燥を守るために皮脂腺が活発になり皮脂が多く分泌されます。そのためかさつきがありながらも部分的にテカる肌、もしくは全体的にべたつく脂性肌になることも。
乾燥肌と脂性肌は待ったく違うようでも、皮脂腺の働きが過敏になっている共通点があります。乾燥肌と脂性肌のスキンケアはどちらも保湿がカギを握っていますので、お好みの使用感に合わせて角質層の奥からしっかり保湿をしてください。
不規則な生活による原因について
生活規則が乱れていると肌の働きにも影響を与えてしまいます。まず睡眠時間ですが、毎日寝不足、深夜まで起きている生活などは自律神経の働きが不安定になり交感神経が優位になる原因。すると皮脂腺が活発になるので脂性肌になってしまいます。
たとえば飲み会で深夜過ぎに寝た日の翌朝、朝の肌はべたつきがひどくありませんか。睡眠時間は美肌を作るための土台になり、さらに運動不足も血液の流れを悪くするため体内に老廃物が貯まりやすくなります。スキンケアで脂性肌を改善するときには、まず肌の働きを乱す根本原因かもアプローチしてみましょう。
生活リズムを整えるために早寝早起きをする、睡眠時間を毎日しっかり確保する、ぐっすり寝る環境を整える、適度な運動量を継続するなど、今日からスタートできる肌質改善のコツが色々ありますよ。
遺伝による肌質
生まれつき肌の皮脂量が多いという人も多く存在しますよね。思春期にひどくニキビができた人は親からの遺伝で子供の頃から皮脂腺の働きが強い可能性があります。必ずしも親が脂性肌だと100%子供に遺伝する、ということはありません。しかし肌細胞が親からの遺伝で皮脂分泌が過剰になりやすい環境が整っているため、生活習慣やスキンケアなど注意して行う必要があるのです。
遺伝で脂性肌になると皮脂腺が大きく毛穴の広がりが目立つ、皮脂が分泌されやすいなど。このような生まれつきの症状を改善するためにはスキンケアで脂性肌用の化粧品を使い、保湿をしっかり行い肌の土台作りをすることが大切ですよ。
脂性肌のスキンケアのポイントを覚えよう
スキンケアで脂性肌のお手入れをする時は、効果的に肌の状態を安定させるために重要なポイントを覚えておきましょう。皮脂は加齢とともに分泌量が減ってきますので、40代以降になると乾燥しやすいという方も多いでしょう。しかし脂性肌だと部分的に皮脂が多く毛穴の詰まり原因になるため、年齢肌も十分に注意しないといけませんね。
まず脂性肌のスキンケアの基本ですが、余分な皮脂を取り除いて保湿をすることです。保湿すると肌がべたつきそうという声も聞かれますが、保湿は水分を多くして角質層を奥からしっかり整えることがポイントなのです。油性成分を多くすると余計にテカリが目立つこともありますので、スキンケアで脂性肌を改善する際は油分と水分のバランスを正しく調整することがポイントです。
ではスキンケアで覚えておきたいポイントをそれぞれのステップでご説明したいと思います。
クレンジング
メイク落としのクレンジング、ファンデーションが毛穴に残ったままだと汚れがさらに詰まり、ニキビ菌が繁殖する原因になってしまいます。また年齢肌は皮脂だけでなく古い角質層も毛穴に詰まり、どんどん広げてしまうことに。クレンジングは刺激の強い成分ではなくミルクタイプなど肌に優しい成分を選び、手早く馴染ませてメイクを落としましょう。
アイメイクなど濃い部分は最初に専用リムーバーなどを使ってティッシュオフしておくと肌全体の負担が防げますよ。
洗顔
スキンケアで脂性肌を改善するとき、洗顔はとても大切な役割を持っています。オイリーでべたつくからと言って洗浄力が強い石鹸を使い洗顔すると、潤いを守る皮脂までもなくなってしまい、逆に乾燥肌になるリスクがあります。脂性肌の洗顔はたとえ肌のべたつきが日中気になっても無理に洗顔をせず、1日2回までにしてください。日中のテカリはティッシュで抑えて対処しましょう。
洗顔するときは洗顔料をしっかり泡立てて毛穴のなかからスッキリ汚れが取れるように優しく洗ってくださいね。
保湿
脂性肌の保湿は化粧水だけで十分という方もいるでしょう。しかし水分だけだと皮膚表面からどんどん蒸発してしまい、結局乾燥したままで皮脂分泌が多くなってしまいます。とくに年齢肌になると浸透性が弱くなるため、角質層の奥から保湿するためには肌年齢に合わせた浸透性の高い化粧水を使いましょう。
そして仕上げは必ず油性成分の乳液やクリームで水分の蓋をすること。べたつきが気になるときはさっぱりタイプの乳液を使うといいですよ。また乾燥しやすい時期、汗をかく時期など季節によって使いわけしっとり肌を効率的に維持してください。
脂性肌の化粧品選びのコツ
脂性肌は肌タイプに合った化粧品を使うことが基本。でもすべての商品に肌質が書かれてるわけではありませんので、使いたい化粧品が脂性肌に向いているかどうか判断するのが難しいこともあるでしょう。そこで知っておきたいのが脂性肌に良い化粧品選びのコツ。次のポイントをぜひ参考にしてくださいね。
収れん化粧水
脂性肌は毛穴の開きが目立ち、汚れが入りこみやすくなっています。スキンケアのアイテムにプラスしたいものが収れん化粧水。肌を引き締める効果があるので、毛穴の目立ちを防ぎ余分な皮脂を抑えてくれます。普通の化粧水に収れん成分が配合されたものや、肌のきめを整える毛穴ケア専用の化粧水などもありますので参考にしてみましょう。
保湿成分配合
脂性肌は保湿成分でしっかり奥から潤いを与えることが大事。年齢肌の場合は水分の保持力や吸水力が低下していますので、アンチエイジングの浸透性が高い保湿成分を選んでください。
保湿成分は化粧水だけでなく、洗顔料や導入美容液、クリーム、マッサージクリームなどあらゆるアイテムで肌に補給できます。皮脂のバランスを整えるためには、できるだけ保湿ケアを意識したお手入れを続けてください。
さっぱりした使い心地がオススメ
脂性肌のスキンケアはべたつきやテカリを抑えることが目的のひとつ。日中になるとなんとなく肌をさわるとべたっとすることがよくありますよね。べたつきをなくすためにはミストで保湿をしたり、ティッシュで皮脂を取り除くこともできますが、さっぱりタイプの使用感がある基礎化粧品を選ぶこともコツです。またメイクするときはリキッドよりもパウダー系のファンデーションを使うなど、できるだけさっぱりと一日を過ごせる工夫をしてください。
トライアルを使って確認しよう
脂性肌だけでなく化粧品を選ぶ時は必ずトライアルを使って肌チェックしてください。とくに脂性肌は化粧品の効果だけでなく、使用感も大切な選択ポイントになりますので実際に肌につけて判断してくださいね。