アメリカ美容に人気到来?ミニ冷蔵庫で化粧品を冷やすって本当?
アメリカの美容習慣は日本とは違うことが色々ありますが、化粧品のミニ冷蔵庫なるものが人気を呼んでいます。夏のスキンケア、汗だくになっている肌に冷えた化粧水ミストを使うと気分までも爽快になります。
化粧品によっては保存期間が短いものがありますので、冷蔵庫で冷やして使うこともたまにあるでしょう。アメリカの美容習慣で人気になっている専用のミニ冷蔵庫。美容クリニックではお客さんの依頼で冷蔵庫の設置をする件数が増えている傾向があるともいわれています。
化粧品は通常では常温で保存することがほとんど。アメリカの美容習慣で人気のミニ冷蔵庫について、どのようなメリットがあるのかご紹介したいと思います。日本の化粧品でも場合よっては冷蔵したほうがいいものがあるかもしれませんね。
化粧品専用のミニ冷蔵庫とは?
アメリカの美容で人気になっている化粧品専用のミニ冷蔵庫、意外なことに日本のお隣韓国でもすでにスキンケアアイテム保存用の冷蔵庫はとてもポピュラーなアイテムになっているとか。アメリカで人気があるミニ冷蔵庫は日本円で4000円~15,000円程度のもので、ドリンクを数本入れるようなミニサイズでガラスドアになっているタイプや、女性好みのピンク色などが人気。大手のチェーンドラッグストアからも販売されているように、最近では冷蔵庫でスキンケアグッズを保存する方法が一般常識化しているようです。
1万円以上する冷蔵庫でも購入する価値はあると語る女性も多く、なぜそんなに化粧品を「冷蔵」したがるのか、メリットは色々あるようです。特別な機能はなく普通の冷蔵庫のミニ版、ラックがありクリームのジャーや化粧水、美容液などすべて化粧品で保存する人もいます。
日本では国産化粧品には、用途や使用上の注意に合わせて推奨される保存方法について記載されているタイプもありますので、むやみに冷蔵するのは危険な面も。冷蔵するとしても家庭にある普通の冷蔵庫に保管しておくこともできますが、なぜか専用の化粧品ミニ冷蔵庫こだわる人が増えて話題になっています。
マスクを冷やして快適なスキンケアができる
夜のお手入れでシートタイプのマスクを使うことがありますが、アメリカの美容習慣で人気になっているのは、マスクを冷たくして使うこと。その際に専用のミニ冷蔵庫があると管理が便利で食べ物の匂いが移らない安心もあります。シートタイプマスクは毛穴の引き締め効果もありますので、暑い季節は温かいよりも冷えているほうが気分のリフレッシュにもなるでしょう。
皮膚の温度が高いとかゆみや炎症を感じる敏感肌タイプもありますので、冷たいマスクは不快な症状を抑えるためにもメリットも。シートタイプのマスクは美容液などの成分がたっぷり含まれていますので、乾燥しやすい肌のお手入れや美白、アンチエイジングなどのお手入れで大変人気。週に2回前後のマスクのお手入れはお肌に栄養を与える効果もあるので、スペシャルケアとして定期的に続けましょう。
また肌が火照っている時はフェイスマスク以外にも次のような方法がありますのでぜひトライしてください。
ミストを使う
ミストは常温のものでもOK。肌がなんとく不快に感じる時はローズウォーターなどをミストに入れて携帯するのもオススメです。
首や耳の後ろを冷やす
首には太い血管が走っていますので、集中的に冷やすと皮膚の温度が下がります。同じ要領で耳の横や後ろからも皮膚の温度を下げる効果があります。
熱に弱い美容成分を保護できる
アメリカの美容習慣で人気のミニ冷蔵庫。小さなサイズでスペースを取らないので化粧品を管理するのにとても便利。さらに大切なことが配合成分のなかには熱に弱いものが含まれているため、効果を十分に引き出すためには冷蔵したほうが良いものがあります。
そのひとつがビタミンC。化粧水や美白化粧品などでお馴染みのビタミンCは食材も同様に加熱に弱い特徴があります。たとえば窓際にビタミンCが入っている化粧品を置いておくと太陽光で質が悪くなる可能性も。そのためアメリカの美容習慣で人気のミニ冷蔵庫は化粧品のパフォーマンス力を出すためにも冷やすという考え方が広まっているようです。ビタミンCはサプリメントにもあるように、次のような美肌メリットがありますので化粧品選びの参考にしてください。
コラーゲンをサポート
水溶性ビタミンのひとつであるビタミンCは肌のハリや弾力を作るコラーゲン生成のサポートをします。コラーゲンは年齢とともに減りますので、化粧品や食べ物などから摂取を増やすことが大切。体本来のコラーゲンを作りだす力を助けるビタミンCは食べ物や美容液などでしっかり補給しましょう。
美白効果
アンチエイジング化粧品には浸透性を高めたビタミンC誘導体がとても人気。ビタミンCをさらに皮膚に浸透しやすく誘導体かさせたもので、壊れやすいビタミンCの効果を発揮しやすいように作られています。ビタミンCはメラニン色素の働きを抑制するため、シミやそばかす予防にも大変人気がある美容成分です。
シミを増やす原因を抑制できる
アメリカの美容方法で人気があることは日本でもブームになることがありますが、ミニ冷蔵庫の存在はまだ知らない方も多いでしょう。冷たいと気持ちが良いというイメージは何となく納得ですが、それ以外に化粧品を冷やす理由があるのか?そんな疑問を抱く人もいるはずです。
肌は色々なタイプがあり、外の気温に左右されやすい敏感肌は化粧品の温度により使い心地が変わってしまう場合も。また肌を冷やすとシミを作りだす原因になるヒスタミンを抑えることができる点もミニ冷蔵庫を持つメリットにつながるのです。
とくに注意したい敏感肌はバリア機能が弱いため、紫外線のダメージを受けシミができやすい肌環境があります。紫外線を浴びると肌のなかではヒスタミンという物質が多く作らてメラノサイトを攻撃してメラニンが多く作られてしまうのです。肌を冷やすとメラノサイトの働きが低下するため、結果的にシミ予防につながります。ほかにもメラニン生成の原因となる物質は次のようなものがありますので、美白化粧品を探す時に参考にしてみましょう。
チロシナーゼ
メラノサイトがメラニンを作りだす時に必要となる酵素。紫外線によりメラノサイトのなかでチロシナーゼの働きが活発になりシミの元になるメラニン細胞を作りだしています。
プロスタグランシン
情報伝達物質のひとつで炎症や熱の原因になるもの。この炎症が続くためにシミが消えないともいわれていますので、化粧品の成分でプロスタグラシンの働きを弱めることもシミ対策によいでしょう。
ジェル系は冷やしたほうがテクスチャーが安定する
アメリカの美容方法で人気がある冷やす美容方法、化粧品の種類によっては常温よりも冷やしたほうが肌の浸透率が高くなるものもあるようです。また使用感を良い状態にするためには保管する場所の気温がとても大切になるタイプもあります。たとえばジェル系の化粧品、温かいところだとジェル独特の形状がゆるくなり液体化してしまうことも。ジェルは水溶性成分と油性成分を含んでいるため、温度により油性成分が解けてジェルではなくなってしまう場合もあるのです。
化粧品専用のミニ冷蔵庫があればオールインワンジェルいつも理想的な形状で維持できますし、肌に広げる時に液だれしないメリットがあります。また同様にミストも冷やしたほうが気分のリフレッシュになりますので、冷蔵することで快適なスキンケアができるでしょう。ジェルだけでなく化粧品全般を保管する際には次のポイントが適切な条件になるといわれています。
温度変化がないところ
いきなる日中になると太陽光を浴びて暑くなる場所は避けて、一日一定の温度が保てる場所がオススメです。
直射日光があたらないところ
太陽光により成分が分離してしまうものがありますので、車中の置きっぱなし、窓のそばなどは避けてください。
湿度が低いところ
水溶性成分が多い化粧水などは菌が発生しやすいため、湿度の高い場所で保管すると菌が増殖する可能性がありますので、開封後は湿度が低いところで保管してください。
高価な化粧品の質を劣化させるともっとお金がかかる
アメリカの美容習慣で人気があるアイテムのひとつが美容液。目元専用やシミ対策など目的がそれぞれ決まっている美容液はとても使いやすく人気。効果がある化粧品のなかには大変コストが高い有名ブランドの商品などもありますが、保存状態を悪くすると効果が十分に発揮できない場合があります。
たとえばひとつ数万円もする美容液やアンチエイジングクリームなど、常温で不安定な場所に置いたために商品の質が劣化しまったらかなりのダメージになります。それなら数千円程度が購入できる化粧品専用のミニ冷蔵庫があれば高級化粧品が長持ちする、と考える女性も多いようです。
冷たい化粧品を使うことは肌に与えるひんやりした快適な効果だけでなく、化粧品自体を守るためにもメリットがあるのです。また顔のむくみや目の下のクマ予防にも冷たい化粧品を使うと効果がありますので、朝起きて心配な時は化粧水が冷えていると安心です。もし目の下のクマが気になるときは、化粧品を冷やす以外にも次の方法もぜひトライしてください。
冷えたスプーンで抑える
冷蔵庫で冷やしたスプーンの背を目の下に10カウント押し付けてください。むくみが軽減しすっきりします。
リンパマッサージ
アゴのラインから耳の付け根に向かってリンパマッサージをしましょう。リンパの流れが悪くなると老廃物が溜まりフェイスラインがはっきりしません。アゴから上に向かうようにマッサージして肌を引き締めてください。
物によっては効果が下がる恐れもあり
アメリカの美容習慣で人気が集まるミニ冷蔵庫、必ずしもすべての化粧品に当てはまるものではありません。なんでもかんでも冷蔵庫に入れてしまうと、逆に美容成分の働きが低下する可能性もありますし、クリームなどの油成分が多いアイテムは固まって伸びが悪くなる場合も。一番正しいのは商品ごとの保存方法を確認しておくことが安心、冷蔵庫に入れてもよいかどうか心配な時はメーカーのカスタマーセンターに問い合わせてみましょう。
常温保存することが悪いことではありませんが、季節によって化粧品を保管する方法を変えたり冷たいほうが気持ちがよいものは冷やすなど、工夫してミニ冷蔵庫を活用することが大切。化粧品全般に共通して言えることは、どれも暑すぎる場所や冷たすぎる場所での保存には適していないということです。
ある皮膚科医によると冷たくした化粧品の効果はあくまでも短時間の気分のリフレッシュにしからならないという意見もあります。それぞれの化粧品を最大限に使いこなすためには、メーカーが推奨する保存方法を理解することが大切なのでしょう。
まとめ
- アメリカや韓国では化粧品専用のミニ冷蔵庫が人気。
- シートタイプのマスクを冷やして使う人も多い。
- 化粧品の配合成分には熱に弱いものもある。冷蔵庫で冷やすことは、化粧品のパフォーマンスを出すためにも重要。
- 肌を冷やすとシミの原因物質を抑える効果が期待でき、結果的に美白につながる。
- 化粧品の種類によっては、冷やしたほうが浸透率が高くなるものがある。快適なスキンケアができることもメリット。
- 冷蔵庫に保管することは、化粧品の劣化を防ぐためにも効果的。
- 美容成分の中には冷やすと働きが低下するものも。メーカーが推奨する保存方法を理解することが大切。
アメリカの美容習慣で人気があることは、海外でもブームになり真似てみたくなることが色々ありますよね。化粧品専用のミニ冷蔵庫があったら毎日のスキンケアのモチベーションも高くなりそうです。